2015/12/06
お客様のUさんから教えてもらった映画『チョコレートドーナツ』
1970年代アメリカでの実話に基づいた映画で、同性愛のカップルがダウン症の子供との出会いから世間の偏見や差別に立ち向かっていくという映画でした。
現代でもやっと同性愛が認められはじめている位だから当時は相当な差別があったんでしょうね。
ゲイカップルの隣に住んでいるクスリに溺れた母親と暮らしていたダウン症のマルコとの出会いは最初は隣人の子供としての気持ちしか無かったのに、母親との関係性や育てられ方など知っていくほど、マルコが本当に幸せと感じる場所とはどこなのか?と、だんだんマルコに対しての愛情が大きくなっていくんです。だからこそゲイカップルは親と同様な無償の愛を注ぎます。
でも世間はゲイカップルが育てていくよりもクスリ漬けでも本当の母親に育てられた方がマルコにとっての幸せであるという判断基準が裁判をしていけばしていくほど強くなっていくんです。。
これが見ててすごく辛いし、もどかしい。
まともに考えたら誰がそばに居るべきなのかはすぐわかりそうなのに、世間のこうであるべき、という事から抜け出せない人の方が圧倒的に多いんですよねー。
ゲイカップルに対してこんなにも批判的な時代だった事もすごく伝わり、いろんな感情が引き出されて涙が止まりませんでした。
何にでも通じる事ですね。この世間の批判というのは。
結局はもうぐちゃぐちゃになるくらい涙が止まらない結果になり本当の幸せ、本当の愛という事について考えさせられました。
アラン・カミングとギャレット・ディラハントの演技も凄く良かったー
思った以上に素晴らしい映画で、感動!!
ぜひみなさんにも見てもらいたいです!!
シラカワ